
いきなり広告が止まった時、あなたは・・・
それは、かつてある日突然に起こった出来事でした。
アドワーズ広告(Google広告)から、「緊急警告」という件名のメールが届いたんです。
しかし、緊急警告って(笑)。。。
ただ、この文字が件名に入っていると普通は読みますよね。
そういう意味では、秀逸な件名なのかもしれません。
文章を読んでみると私の広告が非掲載になったとのこと。
アドワーズに限ったことではありませんが、インターネット広告の非掲載というのはよくあることです。
Google広告が、アドワーズだったころの怖いお話
さて、今から10年以上前、アドワーズ広告が出始めた当初の話です。
当時はほとんどの広告が掲載できたんですね。
ただ、ある時から審査が厳しくなって掲載基準ができたのです。
その掲載基準に沿っていないと、アカウントが停止されてしまうのです。
そんな時、私のクライアント数社のアカウントが一斉にサスペンドされるという事態が起きました。
管理画面に入れないような状態ですね。
何が起きたのかといいますと、アドワーズは当時から操作しているパソコンを特定していました。
つまり、私が事務所のパソコンを使って管理画面を操作すると、そのパソコンが記録されるわけですね。
もし、仮に私が指導のため複数のクライアントの管理画面に入って、その中に掲載基準を守っていないクライアントがいたとしたら。。。
そうなんです。
私がログインしたすべてのアカウントが停止になるのです。
私のパソコンがブラックリストに入ってしまうわけですね。
もちろん、今となってはその原因が誰のパソコンなのかわかりませんが、そういう怖ろしい体験もあったわけです。
ちなみに、サスペンドされたクライアントのアカウントは、事情を説明して再開されました。
サイト全体が広告審査対象!?
さて、今回の広告掲載停止の件です。
まず、最初に頭に入れていただきたいのは、審査対象が広告のランディングページだけではなくサイト全体だということです。
これは結構判断が難しいところですよね。
ランディングページだけであれば、細かくチェックして修正することができます。
しかし、サイト全体になると100ページとか、私の場合になると1000ページを超えるケースもあるわけです。
もちろん、アドワーズのスタッフが1000ページをすべてチェックするのは不可能ですから、主要なページということになるでしょう。
それでは、どの部分が一番チェックされるのでしょうか。
ポイントは2つあります。
広告審査のポイント1:免責事項
1つ目のポイントは免責事項の有無ですね。
私の会員さんでは治療院とかクリニック系の方が結構いらっしゃるので、以前から表現などの問題で審査が通らないケースがありました。
免責事項とは、よく健康系のテレビCMで「個人の感想です」、という注釈が入っているものを見たことがあると思います。
この免責事項を入れていないサイトの場合は広告非掲載になる可能性が高いです。
特にチェックされるのはお客様の声のところです。
治療院系の場合は、この免責事項と文章表現に気をつければ再掲載されますね。
広告審査のポイント2:有料サービスの告知
2つ目のポイントは有料サービスの告知がなされているかどうかです。
私のようなコンサルタントとかカウンセラーといった業種の方は、免責事項と文章表現、さらにサービス内容を具体的に書く必要があります。
要するに、メルマガを定期的に配信しますから、そのメルマガの中でどんな有料サービスを告知しているのか記載するのです。
以上の2点に注意すれば広告が再開されることが多いのですが、再開されない場合もあります。
こうなると厄介ですね。
サイトをすべて作り変えるケースもあります。
私のクライアントさんではありませんが、サイトを丸ごと作り直して審査に通したケースがあったそうです。
1週間後に、ようやく広告が再開
結局、私のサイトが広告非掲載になってから、再開されるまでに3回の審査を要しました。
外注さんに頑張って修正してもらったおかげで、広告停止から再開までの期間は1週間といったところでしたね。
かなり早いほうだと思いますが、それでも1週間広告が止まるというのは大変なことです。
それだけで売上が激減してしまうケースもあることでしょう。
今後、少なくとも広告掲載の基準が緩くなるということは考えられません。
確実に厳しくなっていくことが予想されます。
そうなったときに大切なのは、広告を再開させる方法を知っているかどうか。
そして、素早く作業できる体制が整っているかどうかになります。
もちろん、集客を広告だけに頼るのではなく、ロングテールでSEO対策を行ったり、ソーシャルに力を入れることも大切ですね。
今回、私の広告が停止されたということで、クライアントさん向けの良い事例ができたと思います(笑)。