
在宅でサイドビジネスをするときの注意点
サイドビジネスの設備投資
ネットでのサイドビジネスは、IT技術の進歩はめまぐるしい反面、想定外のことも起こる可能性があるのです。
数年前、あるパソコン業者に聞いた話ですが、パソコンのひとつのサイクルは2年だそうです。
家電でもなんでも短期間に新しいモデルが発売される時代ですが、パソコンは時代の流れに乗り遅れると、サイドビジネスにも支障をきたすことがあります。
家電のように10年以上使っている人は少ないと思いますが、仕事のためには可能な限り最新のパソコンを使うことが理想だといえます。
仕事にネットを使う限り、メールのやり取りなどもスムーズに行う必要がありますから、やっぱり仕事のための設備投資ですね。
サイドビジネスとIT機器トラブル
サイドビジネスをやってみて感じたことは、「節約できること・節約できないこと」との見分け方、そして、決断のタイミングです。
自分で仕事をする場合、収益はすべて自分のものになりますが、それに掛かる設備投資もすべて自己負担になりますね。
会社勤めの場合は、出張旅費も含め、仕事に必要な経費は会社が負担しますが、自分で仕事をする場合はそうはいきませんね。
サイドビジネスで人気があるのはパソコンやインターネットを使った仕事ですが、なんらかのトラブルが発生した場合、修理費用なども覚悟する必要があります。
IT機器は意外と気まぐれなため、いつ、どんなタイミングでトラブルが発生するか予測できませんので、初心者の人は念頭においてくださいね。
通信回線がつながることが第一条件
インターネットを使ってできるサイドビジネスは、これからの時代、ますます増えていくと予想されます。
サイドビジネスそのものがまったくの初心者や、パソコン操作が初級レベルの人は、これから先、実践を積みながら覚えていくこともでてくるでしょう。
自分で仕事をする以上、それ相当の経費もかかりますが、抑えられるものとそうでないものとの区別や決断のタイミングも大切です。
インターネットを使って仕事をするためには、いつでも通信回線がつながることが第一条件になります。
せっかくサイトにアクセスしてもつながるのが遅かったり、たびたびシステムエラーを起こしていては大切なお客様を逃してしまいますので、その点には十分注意してください。
事務用品をまとめ買いをするときは
ネットを使ってできるサイドビジネスで人気があるのは、パソコンを使った仕事ですね。
その場合、データを保存するための外付けハードディスク、紙資料をつくるためのコピー用紙やプリンターインクなどの事務用品が必要ですね。
これらの事務用品は食料品のように賞味期限がありませんので、特売のときにまとめて買うこともひとつの方法です。
コピー用紙を箱で買うと、外箱も他のことに利用できるのでお得ですし、ファイルやラベル類などは100円ショップを利用することをお勧めします。
ただし、プリンターが故障して使えなくなった場合、新しく買った機種も同じインクが使えるとは限りません。
値段の高い事務用品のまとめ買いをするときは、想定外のことも考えておきましょう。
「資格商法」には要注意!
サイドビジネスを始めてから、自分なりのスタイルを確定するまでは、多少の失敗はつきものです。
むしろ、早い段階に失敗しておいたほうが、地固めができていいのかもしれませんが、金銭の出費を伴う失敗は避けるに越したことはありませんね。
サイドビジネス初心者に限ったことではありませんが、職種をネットサーフィンするときはくれぐれも悪徳商法には注意してください。
その典型的なものとして「資格商法」があります。
最初から「受講生募集」を明記している場合はともかく、「求人募集サイト」だと信じて読み進んでいくうちに「○○資格講座」にたどりつくようなパターンです。
仕事をするためになんらかの出費を求められる場合は、とにかく要注意です。
自分のスキルを見直すことも必要
ネットでサイドビジネス(副業)をする場合、ときには、自分のスキルを見直すことも必要です。
どんな仕事でもいえることですが、特殊な技術があると歓迎される仕事をみつけるためには、より高いスキルを身につけたほうがお得なこともあるからです。
そのためには、専門的な知識や技術を身につけるための教材費や講座受講料も必要になります。
会社勤めの場合は、費用として負担してもらえることが多いですが、ネットでサイドビジネス(副業)をする場合は、すべて個人負担になります。
その場合、法外な教材費や講座受講料が掛かるようなところは安易に利用しないよう、慎重に検討することが大切です。
また、仕事斡旋を隠れ蓑にする業者の存在にも十分注意しましょう。
サイドビジネスにスマートフォンを使おう
ネットでできるサイドビジネスはスマートフォンの時代?
ネットでできるサイドビジネスといえば、やっぱりITの最先端技術を駆使した仕事、というイメージが大きいですね。
となると、パソコンとインターネットですね。
でも、若い世代はスマートフォンでインターネットやコンビニの支払まで、日常生活に必要なこと全てをやっている人が多いですね。
もちろん、若い世代だけではないですが……。
スマートフォンは、時代の最先端をいくというか、持ち運びに便利なことやインターネット接続環境もいらないことから、大変な人気ですね。
スマートフォンブームを予測して方向転換した事業が成功して億万長者入りした企業経営者もいるほどですから、その人気ぶり、やっぱり半端じゃないですよね。
これからのネットを使ったサイドビジネスは、スマートフォンの時代でしょうか。
ネット副業はパソコンとスマートフォン、両方を使おう
この前は、スマートフォンについてお話ししましたが、パソコンでサイドビジネスをする場合も、スマートフォンからもアクセスできるようにすると大変便利です。
ネットを使ったサイドビジネス、たとえばブログを活用したアフィリエイトなどはスマートフォンからもアクセスできると、それだけお客様も増えますよね。
また、ブログ記事更新もスマートフォンからできると、移動中や出張のときでも便利です。
パソコンはある程度の年代の人に人気で、スマートフォンは若い世代の人に人気だと聞いたことがあります。
もちろん、どちらも使いこなせれば「鬼に金棒」ですが、職場ではパソコン、プライベイトではスマートフォンを使っている人もいますし……。
ネットで仕事をするためには、このようなIT事情も知っておくことが大切ですね。
スマートフォンの取扱いには注意
仕事にスマホを使う場合に限られたことではありませんが、副業をするためには機械の扱いを慎重にすることが大切です。
ズボンのポケットに入れたまま洗濯してしまったとか、うっかり洗面所で落として濡らしてしまうこともあります。
たしかに防水機能付きの機種もありますが、できることなら、そういうストレスの場にさらさないことは機械を守るためにも大切なことです。
副業の種類にもよりますが、アフィリエイトのためのブログ記事更新や、オンラインショップの注文確認のために利用する場合は、スマートフォンは大切なビジネスツールになります。
せっかくの顧客を逃してしまわないためにも、ふだんから自分の持ち物の取扱いには十分注意するよう習慣づけておきたいですね。
副業として内職で収入を得るために
内職はこつこつ地道に努力をすること
副業を始めるきっかけは人それぞれですが、このご時勢ですから、深刻な不況の影響が大きいといえるでしょう。
そのため、原則・副業禁止を謳ってきた企業も副業を奨励するなど、副業への意識は大きく変わってきています。
内職も副業のひとつになり、在宅でできることが大きなメリットです。
ところが、内職収入は外で働く場合の賃金よりもはるかに安価というデメリットが浸透しています。
IT技術を駆使した仕事のスペシャリストなどは、内職とはいえ桁外れの収入を得ることも可能ですが、そこまでたどり着く道のりが大変だとの認識が必要です。
内職で収入を得るためには、こつこつ地道に努力をすることです。
とにかく、行動しなくては収入につながらないのです。
内職でお金の大切さをかみしめる
昔から人気のある手作業の内職を副業にすることは、事前に必要な初期投資も要りませんから、無難な仕事だといえますね。
また、ネットのアンケートサイトは無料会員登録でき、しかも必要な道具も要りませんのでお手軽ですね。
これらの内職を副業として収入を得るためには、すぐに結果を求めないことが大切です。
アンケートサイトには、毎日のように依頼メールが届くものもありますが、なかには月に数回程度のサイトもあります。
しかし、いったん登録した以上は続けることが大切です。
どんな仕事でも、こつこつと続けてこそ意味があるのです。
ある人は、プラスチック部品検品が「3日で57円」という超破格な仕事も笑顔で乗り切り、お金の大切さをかみしめています。
内職と経費節減
これまでお話してきたように、副業で内職収入を得ることは、こつこつ努力する必要があることがいえます。
また、内職収入は基本的に外で働く賃金よりも安価だという覚悟が必要です。
「少しでも家計の足しにしたい」との切なる願いから、休日を利用してのアルバイト、夜間の内職など、年中無休で働いている人もいます。
在宅でする内職の場合、収入を得ることも大切ですが、必要経費の見直しも大切です。
仕事中、テレビや無駄な電気が点けっ放しになっていませんか?
冷暖房費はどうですか?
これらは些細なことかもしれませんが、チリも積もれば山になります。
外で副業をする場合はそのための衣服費も必要ですが、内職の場合は可能な限り経費節減に努めたいですね。
確定申告を乗り越えるために 必要経費の見直し
必要な経費の見直しをして加算することで、所得額を少なくできる
会社勤めのサラリーマンなど、なんらかの本業をもつ人が在宅副業をする場合、副収入に基づく所得が20万円を超えた場合、確定申告の対象になります。
その結果、所得全体が増えるのですから、副収入に関わる所得税分が加算される可能性を覚悟する必要がありますね。
もちろん、副収入による所得が20万円をはるかに超える人は、在宅副業のメリットが大きいのですが、微妙な人は却って損をすることも考えられます。
それを少しでも抑えるためには、副収入による所得を少なくする方法を考えること、つまり、必要経費の計上を見直すことです。
ご存知のとおり「所得=収入−必要経費」ですから、副収入を得るために必要な経費の見直しをして加算することで、所得額を少なくできるという計算になるのです。
電気代やインターネット通信料なども必要経費に
在宅副業をしている人が確定申告を意識するときは、副収入による所得が20万円を超える場合で、それを少しでも少なくするためには、必要経費の見直しが考えられます。
ここでは、具体的な例をお話ししますので、来年の確定申告にお役立ていただけるとうれしく思います。
パソコンを使って在宅副業をしている人は、電気代やインターネット通信料などを生活費と按分することで、必要経費に組み入れることが可能です。
また、仕事のために外出する場合は、それに関する交通費も計上することができますし、車の場合は、ガソリン代なども必要経費にできるケースがあります。
しかし、必要経費にするためには、いずれの場合もきちんとした裏付けや、領収書やレシート、貯金口座の保管が必要です。
10万円未満のパソコンは、消耗品費として費用計上することが可能
パソコンを使って在宅副業をしている人の場合、パソコンの買替を意識する必要があります。
そんな場合、購入費用が10万円未満のパソコンは、消耗品費として費用計上することが可能です。
ただし、デスクトップ型のように、複数の器機を揃えて使用可能なパソコンは、合計額が10万円以上になってしまうと消耗品費扱いはできませんので要注意です。
そのほか、在宅副業のために費用計上できるものは、計上もれがないか、少し距離を置いて冷静に考えてみましょう。
費用の扱いや解釈については、微妙ないいまわしもありますので、疑問に感じた場合は「国税庁の公式サイト」で確認してください。
このように、必要経費の見直しを常に意識することで、確定申告を乗り越えることができます。