
バタフライ効果・3つのポイント
10年位前に「バタフライエフェクト」という映画がありまして、些細な違いが後になって大きな差となるという内容でした。
ウィキペディアでバタフライ効果を調べてみますと、下記のように書かれています。
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バタフライ効果(バタフライこうか、英: butterfly effect)とは、力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象。
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今回のメルマガでは、このバタフライ効果について考えてみたいと思います。
スタート時からの些細な違いがポイント
私がコンサルティングを本格的に始めたのは2003年に遡ります。
もう14年も前の話になりますが、当時の会員さんというのは半分が情報ビジネスをしたいという方でした。
この時点でスタートラインは皆さん同じなわけです。
しかし、1年、2年が過ぎると徐々に差が出てきますよね。
その差というのは、10年経った時に取り返しのつかない差となるわけです。
中にはゼロから数億円の資産を築いた会員さんもいますし、なかなか業績が伸びずにリタイヤしてしまった方もいました。
この違いって、どこにあるのかなと考えていたわけです。
結論としては、スタート時からの些細な違いがポイントだったと思っています。
些細な違いを生む3つのポイント
それでは、些細な違いというのはどんなことなのでしょうか。
大きく分けて、次の3つが考えられます。
1.すぐに試してみる。
2.情報の集め方がうまい。
3.真似をするのがうまい。
すぐに試してみる人は成功率が高い
まず1つ目のポイントですが、何でもすぐに試してみる人は成功率が高いですね。
例えば、新しい広告が始まったらすぐに試してみる。
新しい広告なので、ライバルも少ないため安い金額で行うことができます。
今だったらフェイスブックやインスタグラムのリマーケティング広告なんて良いと思います。
予算も決められるわけですから、大きなリスクにはなりません。
大きなリスクにならないとわかっているのですが、実践する人としない人がいますね。
この方々はどうやって情報を集めているのか?
2つ目のポイントは情報集めがうまいことです。
私はコンサルティングをやっているため、会員さんから情報を得ることが多いのです。
ただ、よく調べていくと特定の会員さんから情報が寄せられることに気が付きました。
それでは、この方々はどうやって情報を集めているのか。
私と同じようにコンサル系の仕事をされていれば情報が集まると思いますが、そうでない人もいるわけですね。
ある時、その中のお一人に質問してみました。
平賀「いつも情報をいただきますが、どうやって仕入れるんですか?」
会員さん「ビジネス仲間と飲みに行った時に仕入れることが多いです」
要するに、ビジネス仲間がたくさんいて、そこから仕入れているわけですね。
ただし、その方がおっしゃっていたのは、飲みに行ったから情報が仕入れられるわけではないということ。
こちらが情報を先に出してあげると、相手も胸襟を開いて、とっておきの情報を教えてくれるということでした。
確かに、向こうから情報をもらうだけで、こちらが教えないというのはダメですよね。
これはコミュニケーション能力の1つだと思います。
3つの中で一番重要な事
3つ目のポイントは真似るのがうまいということです。
真似るというと語弊がありますが、他人の成功例を参考にするのがうまいということです。
これは今回書いた3つの中でも一番重要な事ですね。
なぜなら、世の中に完全なオリジナルというものは存在しないと思うからです。
身近な例ですと、皆さんが使っているiPhoneだって近いコンセプトのものはそれ以前にあったと言われています。
しかし、その商品はまったく売れずに埋没してしまったわけです。
そこにアップルのデザイン性とか技術力が結集して世界的な大ヒットになったわけですね。
私たちの場合も、何となくコンセプトは似ているけれど、こちらの方が遥かに良いという場合があります。
これが「参考にするのが上手」ということですね。
毎日継続するというのが大切
というわけで、些細な違いが大きな結果を生むという3つのポイントを書いてみました。
あくまでもビジネスの観点から書きましたが、これは生活全般にも言えますよね。
例えば、軽い運動を定期的に行っている人と、まったく行わない人では将来的に大きな差が出てきます。
また、瞑想を毎日行っている人と、そうでない人では集中力に大きな差が出るでしょう。
些細な事かもしれませんが、毎日継続するというのが大切なのだと思います。
私が会員さんの成功事例をご紹介する時に、その成功例だけを取り上げているため、簡単に成功したように思われてしまうこともあるかもしれません。
しかし、こういった些細なことを継続していった結果が成功に繋がっているのです。
ぜひ、今回書いた些細なことの積み重ねを実践してみて下さい。