もしゼロから再出発したら・・・
先日、ある会員さんから次のような質問を受けました。
Aさん「ゼロから再出発するとしたら、どんなビジネスをしますか？」
平賀「ラーメン屋さん（笑）。それは冗談として知識が無い状態であれば、ヤフオクとかメルカリなど簡単なことをします」
あくまでもネットの知識がそれほど無い状態から始めるという仮定であれば、いきなり難しいことはできません。
そう考えると、ヤフオクとか今だったらメルカリなどが良いと思います。
それらを行いながら、ホームページ作成やその集客方法などを学びますね。
実はこれ、私が起業した当初も同じようなことをしていたんです
随分と昔の話になってしまいましたが、私が初めてネットビジネスを始めたのは２００２年のことでした。
会社員をしながら５０ページ位の小冊子を、ホームページで販売していたんですね。
その後、こういったビジネスは情報販売と呼ばれるようになりました。
当時、このようなことをネットでやっている人は見たことがなかったので、先駆けの一人だったのでしょう。
この小冊子は月間に２００冊位売れるのですが、すべて手作りで製本していたので、会社から帰宅すると製本をする毎日でした（笑）。
また、このビジネスと同時にヤフオクとeBayに興味をもつようになり、今の転売のようなことをしていました。
そんなことをやっているうちに、本業である会社の給料を大きく超えるようになってしまったので、好きな仕事ではあったのですが退職を考えるようになったんですね。
会社からも責任のあるポジションを任されていましたしたが、ネットビジネスのほうが楽しくなってしまい、断腸の思いで退職したことを覚えています。
コンサルティングを依頼されるように
その後、情報販売、そしてオークションなどをするうちにコンサルティングを依頼されるようになりました。
正確に言うと、コンサルティングというよりはサイト丸ごと面倒を見てくれ、と依頼されたのです。
ホームページ作成から始まって、SEO対策やメルマガの配信、広告の出稿などですね。
噂が噂を呼んで、最大７社から「サイト丸ごとサービス」の依頼を受けていました。
一社から毎月１０万円いただいていたので、これだけで７０万円の売上というか収入になります。
この収入も有難かったのですが、それ以上にマーケティングのテストを積み重ねたことが大きな財産となりました。
なぜなら、他社のリソース（サイトと費用）を使ってマーケティングのテストができるわけですね。
例えば、トップバナーの色やデザインはこういったものが反応が良いとか、メルマガの件名はこういったものが良いとか。
それらを他社に横展開していくと、面白いように反応が取れるわけです。
私はその後、コンサルタントとして活動するわけですが、この時学んだノウハウが大いに役立ちました。
起業時に必須のスキルとは？
さて、それではゼロから再出発するとしたらどんな知識を得たら良いのでしょうか。
これは間違いなく「集客方法」ですね。
その他にも商品やサービスの選定や大切なことはあるのですが、キモとなってくるのは集客になります。
検索エンジン対策、PPC広告などの使い方、そして今だったらフェイスブックに代表されるSNSの活用ですね。
これらの集客がある程度できるようになったら、成約率を高める方法を知らなければなりません。
毎日アクセスが１０００以上もあるのに、１つも商品が売れない、お問合せもないというケースはよくあります。
逆に１日のアクセスが３０しかないのに、確実に商品が売れたり、お問合せが発生しているサイトもあります。
こういった状況を作るためにも、次の３つを学ぶ必要があります。
これを知らないと、集客ができていたとしても商品やサービスが売れないということになってしまうのです。
１．アクセス解析の活用方法
２．ABテストの活用方法
３．カゴ落ちの改善方法
１．アクセス解析の活用方法
一つ目のアクセス解析については、ホームページを所有しているほとんどの方が設置されていることでしょう。
ただ、あまりにも情報が多すぎてどのデータを見たら良いのか、そして活用したら良いのかわからないと思います。
ざっくりお話すると、日々のアクセス推移、地域ごとのアクセス数、デバイスごとのアクセス、流入経路ごとのアクセス、ページごとのアクセスは把握しておきたいところです。
より詳しい内容は、私の会員の坂井和広さんが書かれた「Webサイトのつくり方・運営の仕方」をお読み下さい。
２．ABテストの活用方法
次に２つ目のABテストですが、トップバナーやキャッチコピーを２〜３種類考えた時にテストする機能になります。
このテストが手軽にできてしまうというのは、ネットビジネスの良いところですね。
アナログの新聞チラシでテストしようと思ったら、多くの費用と時間がかかってしまいます。
私の会員さんで成功されている方は、必ずと言っていいほどこの機能を使いこなしています。
３．カゴ落ちの改善方法
そして３つ目のカゴ落ちの改善ですね。
せっかく注文フォームまでたどり着いたのに、そこで購入を止めてしまうケースは意外と多いものです。
多くのケースは注文フォームが複雑だったり、金額が高いために躊躇してしまうケースが多いのですが、フォームをシンプルにしたり、最後の一押しを工夫することで改善していきます。
２番と３番はアクセス解析の機能で付いていますので、それを使いこなすことが大事になりますね。
時代が変わっても…
というわけで、ゼロから再出発するとしたらこんなビジネスを行うということを書いてみました。
結局、その時代によって使うツールやノウハウは多少違ってくるかもしれませんが、やることは同じかなと思います。
