
V字回復〜行ったのはタイトルを変えただけ
先日、会員の高橋さんと話をしている時に面白いことを聞きました。
車などを選ぶ時に男性はスペックを見て選ぶことが多いと。
確かに、馬力や燃費がどれくらいなのか比較検討することが多いですよね。
私にも経験がありますが、Aという車はBよりも馬力が大きいとか。
しかし、よく考えてみると日本の公道で最高出力を出すことなどできないのですが(笑)。
一方で女性はデザインとか使い勝手を中心に見ることが多いそうです。
デザインが可愛らしいとか、車内に小物入れなどがあると良いのかもしれません。
小回りが利くとか日常の使い勝手なども気になるポイントのようですね。
そう考えると、ホームページやブログ、SNSの見せ方が性別によって変わってきますね。
例えば男性をターゲットとして集客したい場合は、次のようなタイトルが考えられます。
「従来の△△に比べて20%性能がアップいたしました」
そして、女性をターゲットとして集客したい場合は、写真を効果的に使いたいところです。
さらにページの色やデザインなどにもこだわっていくと良い結果が出そうです。
業績が落ち込んでしまった原因は?
さて、冒頭の内容にも関わってくるのですが、ある会員さんから嬉しい報告がありました。
昨年から今年にかけて業績が落ち込んでしまい、その原因を探っていたんですね。
検索エンジンの順位を含めてアクセスの推移はどうなのか?
ホームページの表示や導線に何か問題はないのか?
新規ユーザーと既存ユーザーの割合はどうなのか?
ライバルの様子はどうなのか?etc…
今ひとつ理由がはっきりしなかったのですが、前回ご相談があったときにタイトル(件名)の話をしたのです。
この方はホームページやブログなどでメルマガに登録してもらって、その後メルマガから成約するという流れを作っていました。
ほとんどの購入者はこの流れから成約しているわけですね。
アクセスがそれほど変わっていないということは、メルマガに問題があるのかなと思ったのです。
内容を見せてもらったところ悪いということもなかったので、タイトルを変えるようにアドバイスしました。
まずは開封してもらうこと
従来のタイトルというのは昔ながらの「◯◯のメルマガ第53号」といった具合に連番にしていたんですね。
これだとパッと見て内容がわからないので、内容がわかるようなタイトルにしたのです。
例えば、私の場合であれば、「ネット集客の役割とは?〜平賀正彦のメルマガ」といった具合です。
要するに、メルマガを配信しても読まれなければ成約しないわけですから、読んでもらうためにはどうしたらいいのかを考える必要があるわけですね。
読んでもらうためにはタイトル(件名)を変えて、まずは開封してもらうことが大切です。
次にダラダラと文章を書くだけではなく、改行や一文の長さなどを考えて書くことです。
より読みやすくするためには、番号などを振ってもいいですよね。
私もよく使う方法ですが、「今回は3つのことについてお話します」と書き出して、
1.・・・
2.・・・
3.・・・
といった具合に書いていくと、読む側としてはスッと頭に入ってくるのです。
また、書く側としても書きやすいというメリットがありますね。
無料でV字回復
結果的にこの会員さんの業績は、過去2ヶ月間の売上を、今月のわずか2週間で上回ってしまいました。
広告を出してアクセスを増やしたわけでもないのに、実質無料でV字回復を遂げたのです。
また、今回のように反応の良かったタイトル(件名)をホームページやブログのタイトルとして使ったり、広告を出稿する際の文章に使っても良いですね。
アナログでチラシとかファックスDM、ニュースレターなどを出している場合は、そこでも使うことができます。
ちょっとした工夫で売上が一気に上る
ネットビジネスというのはちょっとした工夫で売上が一気に上ることがあります。
先ほどの方のように2ヶ月間の売上を2週間で上回ってしまうケースもあれば、その逆もあるわけですね。
業績が落ち込んでしまった時にどうやって回復したらいいのかを知っているのかどうか、ビジネスを長く続けることができる秘訣はここにあります。
引き出しをいかに多く持っているのかということですね。
そのためにも、アクセス解析などでよくデータを見ておくことが大切になってきます。
毎日どの程度アクセスがあるのか、どんなキーワードで訪れているのか、モバイルの比率はどの程度なのか。
また、しっかりとコンバージョンの設定をしておいて、成約したときのデータも把握しておきたいところです。
ネットビジネスに限らずビジネス全体に言えることですが、些細なことが大きな変化につながることがあります。
そういった些細なことに気付くかどうかが大切なポイントになってきます。