
複数のサイトを持つメリット
1つのサイトでSEO対策を行ったり、ヤフーやグーグルの広告、さらにはフェイスブックに広告を出すことは可能です。
しかし、すべての集客経路において良いパフォーマンスが出るかというと、なかなか難しいところもありますね。
また、リスク分散という意味でも弱いかなという印象があります。
そこで大事なのが複数のサイトを運営することで、集客の安定性やリスク分散をするという考え方ですね。
私は15年ほど前まで遊技場経営の会社に勤務していたのですが、その会社は面白い方法で多店舗展開を行っていました。
それはどういう方法かといいますと、駅前に一店舗持っていたとします。
当然駅周辺には複数のライバル店が存在するわけですが、それらの店舗を時間を掛けて徐々に買収していったんですね。
最終的には駅周辺のお店がすべて同一会社の経営となってしまったのです。
この戦略の意味というのはいくつか考えられます
1.そのエリアのユーザーをすべて獲得することができる。
2.同一会社の経営なので利益率を一定に保つことができる。
3.リスク分散をすることができる。
大きな理由としてはこの3つが考えられますが、順番に説明していきましょう。
そのエリアのユーザーをすべて獲得することができる
1つ目に関しては、以前はライバル店が複数存在していましたので、少なからずユーザーが他店に流れてしまうわけですよね。
このエリアのユーザーをすべて獲得することで、安定経営を図ることができます。
仮に駅周辺の5店舗を押さえている場合、全店舗が繁盛しなくてもいいのです。
中には不人気店があっても問題ない。
全店舗の合計として毎年安定した経常利益が出れば良いという考えですね。
同一会社の経営なので利益率を一定に保つことができる
2つ目に関しては、これが一番大きなメリットだと思います。
ライバル店が存在していた時には当然競争になりますから、利益率を低くして少しでも多くのユーザーを獲得する事を考えます。
ネット通販もそうですが、価格競争になると徐々にお互いが疲弊しますよね。
それを避けるためにも同じ商圏のライバル店をすべて買収することで、利益率を一定に保つことができるのです。
もちろん、利益率を高くするという意味ではなく適正に保つということです。
リスク分散をすることができる
3つ目に関してもメリットは大きいと思います。
仮に5店舗を同一会社で経営していた場合、その中の一店舗が何かしらの理由で営業できないケースもあります。
例えば、改装工事を行うために1ヶ月くらいお休みをしてしまうとか、あるいは店舗の賃貸契約が終了になってしまうとかですね。
別のケースでは、従業員が足りずに近隣店から応援に行くということもあります。
というわけで、近いエリアの多店舗展開というのは結構メリットがあるのです。
この考え方は、ネットビジネスにも応用できそうですね
冒頭でサイトを複数持つことで、集客の安定性やリスク分散をしようという話をしました。
先ほどの多店舗展開の話にも通じるところがありますが、複数サイトを持つことのメリットについて考えてみたいと思います。
一般的にネットビジネスをする場合、独自ドメインを取得して独自サイトを持つことになります。
さらに、最近ではフェイスブックページやYouTubeなどのSNSを併用している方も多いことでしょう。
商用利用に対する制限があるものの、アメブロなどのブログを併用している方もいます。
そう考えると、これらだけで複数の集客経路ができることになりますね。
独自サイトからの集客はネットビジネスの根幹
個別に見ていくと、独自サイトではSEO対策によるオーガニック検索からの集客が見込めることになります。
さらに、専用のランディングページなどを作ってPPC広告経由からの集客も見込めますね。
独自サイトからの集客はネットビジネスの根幹をなすもので、全体の半分くらいを賄っているとイメージして良いと思います。
SNS経由の集客
次にSNS経由の集客になりますが、これはフェイスブックページを立ち上げて広告を出すか、YouTubeのチャンネルを立ち上げていくかになりますね。
ここからの集客も良質なユーザーを獲得できるようになってきていますので、ぜひともやっておきたいところです。
そして、アメブロなどのブログですが、一時の勢いは無くなってきたのかなと思います。
スマホ全盛の時代ですから、利便性という面でフェイスブックが中心になってきますね。
先日もあるブログをスマホで読んでいたのですが、フェイスブックに比べると読みにくいというか使いにくさを感じました。
もしかすると、ブログを読む時にクロームとかサファリなどを使って閲覧するからかもしれません。
専用のアプリであれば、もっと読みやすいのかなと思いました。
複数サイトでリスク分散
最後にリスク分散について、ネットビジネスの場合は実店舗以上に影響を受けやすいです。
検索順位が圏外になってしまったということはよくあることです。
また、広告がストップしてしまったとか、ブログのアカウント停止などもあることでしょう。
そう考えると、複数サイトでリスク分散することは必須だと思います。