
人は趣味と教育にお金を使う
先日、古参会員の河野竜夫さんとお話をしました。
河野さんは海外在住の日本人向けにコンサルティングやホームページ作成などのサービスを行っています。
在籍された会員さんの国は、全世界で60ヶ国にも及ぶそうです。
もっとも多いのがアメリカで次がヨーロッパだと教えてくれました。
アメリカが多いというのは頷けますよね。
しかし、アジアが意外と少ないという話を聞きましたので不思議に思っていると、通貨の安い国だと会費が高く感じられてしまうとのこと。
仮に会費が1万円だとすると、円に対して現地通貨の安い国では3万円にも5万円にも感じられてしまいます。
逆にヨーロッパのような円に対してやや通貨の高い国では、会費が安く感じられるのだということです。
ヨーロッパ在住の会員さんからは、会費が安いとよく言われるそうです。
以前私も海外でビジネスをしようと思ったことがありまして、リサーチをしていたことがあります。
しかし、結論としては日本円と貨幣価値が同じくらいの国でないと、思ったほど儲からないなと思った次第です。
例えば、100万円を稼ごうと思った時に日本で稼ぐのと通貨の安い国で稼ぐのでは、投入するエネルギーが全然違うわけですね。
稼いだお金をそのまま現地で使うのであれば良いのですが、日本円に両替した瞬間、その少なさに驚いてしまうと思います。
フェイスブック広告のみで50名以上集客
さて、河野さんからお伺いした話の中で興味深かったのは、セミナーやイベント集客を行う際にフェイスブック広告のみしか使わないということでした。
昨年末に彼がバンコクでセミナーを開催したのですが、参加者は70名を超えたそうです。
海外のセミナーで70名を超えるというのは凄いですよね。
もちろん、70名の中には河野さんの会員さんも含まれているわけですが、50名くらいは初めてセミナーに参加した新規の方だったそうです。
ちなみに、参加費用が無料であればわかる気もしますが、このセミナーは有料開催だったのです。
スマホとソーシャルとの相性
それでは、河野さんはなぜフェイスブック広告のみを使っているのでしょうか。
その理由を、スマホとソーシャルとの相性から考えてみたいと思います。
海外に出稿できる広告として代表的なのは、グーグルのアドワーズ広告とフェイスブック広告です。
河野さんは通常時アドワーズ広告もやっているようですが、セミナーやイベント集客はフェイスブックのみを使っているそうです。
また、その広告から誘導するランディングページはスマホ中心に作っているわけですね。
8割がスマホ経由
ここからは私の推測になりますが、スマホ全盛の時代になってホームページに訪れる8割がスマホ経由になっています。
BtoB色の強いホームページであれば別ですが、エンドユーザー向けのホームページは、ほぼ8割のアクセスがスマホ経由だと思います。
例えば、私の会員さんでシークレットブーツを販売していた岡田さんによりますと、アクセスも売上も9割がスマホ経由だったそうです。
また、治療院向けのコンサルティングを行っている杉原さんによりますと、治療院のサイトもスマホ経由のアクセスや問合せが9割に達しているとか。
ちなみに、私のサイトはBtoB色が強いのでパソコンとスマホの割合は半々くらいですね。
SNSと相性が抜群
次にスマホと言えば、フェイスブックやツイッターなどのSNSと相性が抜群に良いわけです。
今では何か調べものをする時に、グーグルの検索エンジンを使わずSNS内で検索する人が増えているという話もあります。
私が思うには、スマホでグーグルの検索エンジンって使いにくいんですよね。
一方でフェイスブックやツイッターのスマホアプリはとても良く出来ているので、使いやすいわけです。
こういったところが、スマホ内での利用率にも表れているのかなと思います。
というわけで、スマホを使う時間が増えれば増えるほどフェイスブックも使われるわけです。
結果的にフェイスブックの広告を見る機会が増えてくるので、アクセスや成約が増えてくるということですね。
以前はソーシャルから誘導したユーザーというのは購買意欲が低いという傾向がありましたが、先ほどの河野さんの例を見ていくと改善してきているように思えます。
今後は、物販にも期待
また、河野さんの場合はセミナーやイベント集客ということで、物販は効果が無いかなと思ったのですが売れている人も出てきているようです。
輸入ビジネスのコンサルティングをやっている古参会員の森治男さんなどは、やり方次第で物販も十分に売れると言っていました。
私たちのようにネットでビジネスを行っているとパソコンの視点で見てしまいますが、今ではスマホの視点でホームページ作成や集客を行う必要があります。
この点が大きく変わったところですね。
スマホサイトを最初に考えて、パソコンサイトは二の次という時代になってきたのだと思います。