独自路線で１０年以上利益を得る
自動車やバイクのメーカーでスズキという会社があります。
いろいろ調べてみると、この会社は独自路線を走っていることがわかります。
例えば、今から４０年近く前にインドでの販売を開始して、その累計生産は２千万台を超えるとか。
トヨタがスズキと業務提携したのは、スズキが持っているインドでの販売網が狙いと言われていますよね。
要するにどんなに良い車を作っていても、集客できなければ売れないわけですから。
これは私達のビジネスと同じですね。
変わったメーカー
私はスズキの大型二輪を持っていますので二輪の世界でお話しますと、一言でいえば変わったメーカーなんです（笑）。
オートバイ愛好家の中では「スズ菌」と言われていて、スズキ車にハマるとそれ以外のメーカーは乗れないという話です。
乗れないというよりは、眼中にないと言ったほうが良いかもしれません。
スズキという「菌」に感染するということですね（笑）。
私の感想としては、とにかくコストパフォーマンスが高いと思います。
ホンダやヤマハと同じ性能であっても、こんな値段で売っていいの？、というくらいに値段が安いんですよ。
ただし、目に見えない部分は安っぽい素材を使っていたりしますが、その辺は値段を考えると仕方がありません。
この辺は四輪車にも通じるところがあります。
あと、コレ絶対に売れないでしょ、というくらいに奇抜なデザインのオートバイを時々発売することがあります（笑）。
そして、忘れてはならないのが世界に誇るような技術を開発して市販車に投入するメーカーでもあります。
スズキやマツダは自動車業界の中では中堅クラスですが、技術力が凄いと言われていますよね。
というわけで、一部のファンから絶大なる支持を得ているスズキですが、非常に個性的というか独自路線を大切にしているところは私達にも学びになると思います。
ネットビジネスで独自路線を走るメリット・デメリット
それでは、私達が実際に独自路線を走った場合のメリットやデメリットについて考えてみましょう。
まずはなんと言っても集客面ですね。
例えば物販を行おうと思ったときに、集客面や利便性を考えるとアマゾンや楽天、ヤフオクやメルカリでスタートするのが簡単です。
物販をやっている方はほとんどが上記のケースを選択すると思います。
しかし、オリジナル商品でない場合はいずれ価格競争になってしまう可能性が非常に高いですね。
先日もある会員さんからご相談がありまして、アマゾンでの中国系セラーによる価格競争が凄まじいという話でした。
レビューの書き込みなども凄いらしく、ちょっと変な日本語になっていることが多いので見ればすぐにわかります。
レビューを読まずに星の数だけで判断するユーザーは注意が必要だと思います。
確かに、こういったポータルサイトに出品するのはラクで良いのですが、同時に独自サイトを育てる必要もありますね。
私がよくメルマガなどで書いていることですが、独自サイトを育てて検索エンジン経由のユーザーをターゲットにするのです。
そうすると、検索エンジン経由のユーザーは成約率が高く、さらに価格競争に陥りにくいというメリットがあります。
中国系のセラーもほとんど存在しませんから、他に左右されることなく販売者の意向で価格を決めることができますね。
独自サイトを育てて行く
次にサービス業全般ですが、これは最初から独自サイトを作成して集客をするケースが多いと思います。
ただ、中には独自サイトを持たずに業界のポータルサイトに登録しているだけというケースも見受けられます。
また、それに近いケースとしてはアメブロのみとか、フェイスブックページのみで集客ということもありますね。
簡単にできるという意味では悪いことではありませんが、ビジネスというのは将来に向けて長く続けていくはずです。
一時的な集客で良いのであれば上記のような簡単なやり方でも構いませんが、長い目で見ると独自サイトを育てて行くほうが良いと思います。
例えば、ユーチューバーというのはYouTubeのみで集客していると思われがちですが、有名な方になると独自サイトを持っているケースが多いですよね。
その他、フェイスブックページをやったり、ツイッターやインスタグラムもやっています。
ビジネスの将来を考えたときに、YouTubeだけではなく他の媒体も持っていたほうが良いという判断だと思います。
私もその考えには賛成ですね。
特定の媒体（メディア）に依存しない
過去を遡ってみると、特定の媒体（メディア）に依存したビジネスモデルというのは長続きしないことが多いです。
もしくは、存在していたとしても利益が年を経るごとに減ってしまう場合が多いです。
逆に独自サイトをしっかりと育てているケースは利益が極端に減ることもなく１０年以上長続きしていますね。
移り変わりの早いインターネットビジネスの世界で、１０年間安定した利益を得るというのは言うほど簡単ではありません。
ぜひ、皆さんも独自路線をビジネスの中に取り入れることを考えてみましょう。
