
コンプレックス商品をFBで売る?
先日、ある会員さんと話していた時にフェイスブックの話題になりました。
会員「タグ付けって怖いですね。。。」
平賀「どうしてですか?」
会員「知らないうちに自分が写っている写真を掲載されてしまったんです」
平賀「それは設定で一旦保留にできますよ。自分のタイムラインだけですけど。」
会員「エッ!、そうなんですか。。。」
その方は30代の独身なのですが、ある女性が彼と一緒に撮影した写真をタグ付けしたそうです。
そうしたら、仲の良かった女性と気まずくなってしまったのだとか。
いずれにしても、SNSは使い方を間違えると大変なことになります(笑)。
SNSは、もはや無視できないレベルに
私も時々、こんな写真掲載して大丈夫なのかなと思うケースを見たことがあります。
しかし、以前メルマガで書いたと思いますが、グーグル検索を使わない人が増えているのは事実です。
それでは彼らが何を使って情報を得ているのかというと、フェイスブックだったり、ツイッターなどからだそうです。
つまり、SNSを使ったマーケティングがとても重要になってきていますし、無視できないレベルになっているということですね。
ただし、先ほども書いたようにSNSというのは使い方がとても大事です。
これを間違ってしまうと、まったく反応が取れないばかりか反感を買ってしまいます。
コンプレックス商品をFBで売る?
例えば、以前、シークレットシューズを販売していた会員さんと話した時のことです。
会員「検索エンジンの順位が上がると売上もアップします」
平賀「フェイスブックは反応が取れないかもしれませんね」
会員「コンプレックス商品は難しいと思います」
なぜフェイスブックでコンプレックス商品の販売が難しいかといいますと、「いいね!」を押しづらいという点が挙げられます。
誰が押したのかわかってしまいますからね。
フェイスブックページで記事更新をした時に、「いいね!」も押しづらいですし、またシェアもしにくいのでSNS特有の拡散が期待できません。
それよりも、検索順位を上げるためにエネルギーを使ったほうが良いですね。
もちろん、告知という意味では効果は出ると思いますから、まったく無駄というわけではありません。
どこにお金とエネルギーを使うのかという話ですね。
お金とエネルギーが十分に掛けられるのであれば、考えられるマーケティングはすべてやったほうが良いというのが基本です。
コレクター商品の成功事例
さて、コンプレックス商品の対極にあるのがコレクター商品になると思います。
調べてみると、コレクター商品というのはアマゾンが使っている名称のようですが、コレクション性の高い商品ということですね。
古くは切手だとかテレホンカード、最近ですと日本限定のフィギュアなど様々あります。
私の古い会員さんで、eBayを使ってコレクション性の高い商品を販売している人がいました。
その方はフィギュアやミニカーを中心に扱っていたのですが、海外のマニアと徐々に友だちになって、その数が100人位になったんですね。
100人を超えたあたりから、eBayを使わずにメールだけで商品を販売していました。
例えば、ある日本限定のフィギュアが入庫したとします。
このフィギュアだったら、アメリカの◯◯さんかイギリスの◯◯さんが買うだろう、と予想できるわけですね。
あとは、この2人にメールを送るだけで成約に持ち込むということをやっていました。
顧客がどういったコレクションをしているのかを把握しているわけです。
マーケティングコストはゼロなので、これほど効率の良いビジネスは無いですよね(笑)。
というわけで、コレクション性の高い商品というのは同じ人が何度も買うわけです。
まったく興味のない人からはどこに価値があるのかわからないのですが(笑)、集めている本人にはとてつもなく価値があるのでしょう。
小さな実験を繰り返していく
余談ですが、コレクションの代表格といえば切手ですよね。
ある人に聞いたのですが、世界的に希少な切手の相場というのは滅多に下がらないのだとか。
なぜだと思いますか?
切手の最大のコレクターがイギリス王室だからだそうです。
最大のコレクターが切手を持ち続けている間は、相場が安定するということですね。
まったくマーケティングを行わずに、ほったらかしで売れる商品がベストだと思います。
そんな商品が独占販売できたら、凄いことになりそうですね(笑)。
しかし、なかなかそういった商品というのは見つからないのも事実なので、そのターゲットに合ったマーケティングにお金とエネルギーを使う必要がありますね。
どのマーケティングが合っているかどうかを確かめるためには、やはり、小さな実験を繰り返していくのがもっとも良い方法です。