
副業のもつ意味
副業を認める企業
この深刻な不況の時代を反映して、副業を認める企業がでてきました。
企業に勤める正社員が副業をすることは、就業規則によって原則・禁止になってきただけに、画期的な試みだといえるでしょう。
その背景のひとつに、副業で得た知識や技術を本業へフィードバックすることへの期待があげられます。
また、正規雇用のなかでワークシェアリング制度が浸透し、その結果、収入減少を引き起こしてしまいました。
その穴埋めの意味もあり、企業としても副業を推奨せざるを得なくなったのです。
数ある副業のなかでも、場所を選ばずできるスマートフォンの副業はいろいろな面でメリットがあります。
しかし、スマートフォンの最低限のマナーを守ることは、社会人として当然のことです。
避けた方がよい副業とは
スマートフォンのマナーが問題視されるようになったのは、いまに始まったことではありません。
たとえば、会議中や友人との食事中は、留守電を設定するように心掛けたいですね。
スマートフォンでできる副業は、仕事のツールであるスマートフォンを持ち運びできるメリットがあり、忙しい現代人には大変うれしいものです。
しかし、副業選びにはいくつかの注意点があります。
そのひとつとして、本業の競合相手となる企業の副業は避けるということです。
ずっと昔の話ですが、ある菓子メーカー提供の番組司会者をしていたタレントが、別の菓子会社のCMにでたところ、番組降板を余儀なくされたことがあります。
この例は、副業選びにも通じることで、いわば社会の常識といえるでしょう。
スマートフォンは注意が必要
スマートフォンのモラルとは
スマートフォンは、いつでも、どこでも対応できることが大きなメリットですが、節度ある態度を取ることは必要です。
勤務時間中に、副業のためにスマートフォンを使うなどもってのほかです。
また、会議中にスマートフォンに出ることや、友人などとの食事中などにスマートフォンの対応をするなどは、常識を逸脱した行為だといえます。
家庭でも、リビングにいながらそれぞれがスマートフォンのメールに夢中になっている異様な光景がみられる時代です。
そのようなことが習慣化するほど怖いことはありません。
スマートフォンはたしかに便利ですが、留守電にするなど、シーンに応じて使いこなすようにしましょう。
副業でスマートフォンを使うときも、対応可能な時間帯を告知して、相手に納得してもらう工夫がほしいですね。
スマートフォンの落とし穴とは
スマートフォンに限ったことではありませんが、インターネットでしばしば問題になるのが「迷惑メール」です。
その対策のために、メールフィルターを設定して、不快なメールを目にしなくても済むようにする方法があります。
ところが、迷惑メールの設定方法によっては、大切なメールまでもが届かなくなることもあるのです。
ある友人は、パソコンからのメールすべてをスマートフォンに届かないように設定していました。
ところが、それが落とし穴になり、友好関係が微妙になったことがあります。
副業のためにスマートフォンを使う場合は、なおさらです。
パソコンで副業をする場合、緊急連絡先として携帯番号を告知している場合も同じことがいえますので、くれぐれも注意してください。
内職・副業のブログとは
自分のブログファンをつくる
これまでお話してきましたが、書くことが苦手だという人は、まず文章を書くことから始めましょう。
内職・副業のためのブログといえば、どうしてもガチガチになって固まってしまいます。
でも、無理に難しいことばや漢字を並べる必要はありません。
むしろ、誰かに話しかけているように自然体で書いたほうが、読むほうも肩の力を抜いてリラックスして読めるのです。
人気のあるブログは、その人の本音をさらけだした赤裸々な内容が書かれたものです。
有名人やスポーツ選手などの日常を知ることができ、読む人が身近に感じることができる、それがブログの魅力なのです。
内職・副業のためのブログも、まず、自分のブログファンをつくることから始めたいですね。
趣味のブログがビジネスに
ネットビジネスには、アフィリエイトやネットショップ、ドロップシッピングなどがあり、サラリーマンなどの副業として人気になっています。
それらのネットビジネスを始めるためには、ホームページやブログなど、自分のサイトを開設する必要があります。
このことは繰り返しお話してきましたが、ここではブログの意味について興味深いお話を紹介したいと思います。
ある有名人は、読者とのコメントのやりとりがきっかけで、実家の稼業を紹介することになりました。
記事の広告欄をクリックすると、実家のサイトへリンクできるようにしています。
もともとは副業目的ではない趣味のブログでしたが、思わぬところからネットビジネスの橋渡しができたラッキーな例です。
自分のサイトを知ってもらう工夫をする
副業のチャンスは、どこに転がっているかわかりません。
前の記事でも紹介したように、読者とのなにげないやりとりから、実家のサイトを紹介することにつながった例もあるのです。
その人の場合は、副業目的ではない趣味のブログですが、その影響力はあなどれないですね。
ネットビジネスで大切なことは、自分のサイトを知ってもらうこと、そして、関連するサイトへ誘導することです。
インターネットの世界は、すべての情報をリアルに閲覧することができないことが難点のひとつです。
星の数ほどあるネットジビネスサイトのなかから自分のサイトを知ってもらうために、選手のユニフォームなどに企業名を入れるなど工夫を凝らしていることも納得できますね。
ネットビジネスには思い切った試みを
名の知れた大企業でも、自社をアピールするためにスポーツ選手のユニフォームを広告塔として活用する時代です。
個人の副業としてネットビジネスで成果をあげるためには、自分のサイトを知ってもらうために可能な限りの広告媒体を活用する必要があります。
広告費無料のタウン誌は、経費削減もできて理想的です。
また、町内会があれば積極的に参加して人脈を広げることも大切です。
たとえば、友人のブログに町内会の内容を記事にしてもらい、そこから自分のサイトへリンクできるようにするなど、ネットビジネスを副業にできるチャンスは無限大です。
ネットビジネスという新しい分野にチャレンジするためには、思い切った発想や試みが求められるのです。
自分をさらけだす
サラリーマンの副業のブログは、ビジネス用語がいっぱい詰まった硬い内容がたしかに多いですね。
でも、趣味の日記として公開している人のなかには、「えっ?」と驚くような内容の記事もあります。
たとえば、会社勤めをしながらプロスポーツ選手として活躍している人もいますが、彼の日常は、ふだんの仕事内容からも、試合での雄姿からもかけ離れた内容があります。
その人の特徴は、忘れ物が多い、落し物が多い、靴を左右別々のものを履く……など、毎日続出する珍事件を記事にしているので、それが固定ファンをつかんでいるようです。
このように、サラリーマンの副業のブログには、もうひとりの自分をさらけだしたものもあり、それが読者にとっても気になる存在になるのです。
思わぬ才能を垣間見る記事も
「趣味の日記」として公開している記事には、自分ではなくペットを主人公に見立ててつづられているものもあり、ペット好きの人を中心に人気を集めています。
サラリーマンの副業のブログは、ビジネス用語から抜け出せない部分もありますが、自分が犬や猫になると、自然と柔らかい表現になるみたいですね。
たとえば、愛猫を中心に、ぬいぐるみをゲストにして、それぞれに名札までつけて記事に登場させたりして、物語風につづられている記事もあります。
その方は、体育会系の男性なのですが、猫語、しかも、メス猫のことばでつづられているので、そのギャップがおもしろいですね。
このように、サラリーマンの副業のブログには、思わぬ才能を垣間見る記事もあります。
趣味のブログが内職・副業に
ブログの魅力は、ブログ運営者の本音トークを読むことができることです。
そこには、有名人と無名の個人との垣根はありません。
ブログのコメント欄を通じてリアルタイムで交流できることは、ブログならではの魅力です。
あるスポーツ選手の場合、コメント欄のやりとりがきっかけで、実家のお店を宣伝できる流れになりました。
選手のブログ経由でお店のサイトに入り、商品注文時にメッセージを書くとサービス品がつくのです。
この場合、選手にとって内職・副業とはいえませんが、ブログはこのような「口コミ」が期待できるのです。
友人や知人のブログで自分のブログ記事を宣伝してもらうこと、そして、その効果が期待できる内職・副業の典型的な例です。
続・趣味のブログが内職・副業に
前回お話した実例は、実家にとってはラッキーなことだといえますね。
この場合、ブログ運営者はあくまでも趣味としてブログ記事を書いていたので、実家の宣伝や、自分の内職・副業のつもりは全くなかったのです。
彼のブログに人気が集まる理由は、毎日きちんと更新していること、コメント返しをしていること、そして、なによりも自分の弱みをさらけだした「本音トーク」にあったのです。
たしかに、内職・副業を前提にしたブログは、仕事に結びつけることを意識してしまいますね。
そのため、文章がぎこちなくなり、半端でない緊張感が読者に伝わってくるのです。
自分のブログファンをつくるためには、まず、肩の力を抜いて自然体で書くようにしましょう。
副業の位置づけ
正社員の副業を認める理由は
公務員はもちろんのこと、正社員として企業に勤める人の場合、原則として副業を禁止されています。
ところが、この深刻な不況の時代、正社員の副業を認める企業もでてきました。
その理由のひとつに、副業で得たノウハウを本業に活かしてほしいとの希望があるからです。
「仕事は忙しい人に頼め」といいますが、実際、本業をこなしながら副業もやっている人は時間の使い方はもちろんのこと、仕事内容も完璧だといえます。
企業は、そういうスペシャリストを求めているのです。
もちろん、副業で得た所得が20万円を超えると確定申告をしなければなりません。
また、2箇所以上から給与を得ている人なども確定申告が必要ですので、忘れないように注意しましょう。
副業も確定申告が必要
これまでもお話してきましたが、副業の年間所得が20万円を超えたら確定申告をしなければなりません。
確定申告の対象期間は、前年の1月1日から12月31日までで、企業に多い3月決算とは時期が違いますので、間違わないように注意しましょう。
そこで問題になるのは、所得額です。
「所得=収入−経費」の計算になり、「所得=収入」ではありませんので、そのことも再度確認しておきましょう。
所得が20万円を超えると、個々のケースによりますが「所得税」がかかる可能性があります。
20万円を少し超えただけで所得税が掛かると、却って損になりますね。
副業の種類にもよりますが、年間所得額が微妙な場合は、副業収入の調整をする働き方をお勧めします。
確定申告が必要なケース
確定申告が必要な人は、副業所得が年間20万円を超えた人が対象ですが、それ以外にも対象になる場合がありますので、なんらかの収入があった場合は特に注意しましょう。
確定申告をすれば所得税や住民税が発生しますが、逆に還付金としてお金が戻ってくることもあるのです。
一例として、自治体の役員手当てなどは、「所得税」を差し引いて口座振込されることもあります。
詳細は個々のケースによって違いますので一概にはいえませんが、所得が少ない人、あるいは本来は確定申告をする必要がない人の場合も対象になることが多いのです。
「確定申告が必要な人=副業所得が20万円を超える人」ではなく、いろいろなケースがあることを日頃から意識しておきたいですね。
サラリーマンの副業 家族の協力
健康を守るためにも、副業探しには慎重に
家庭をもつサラリーマンが副業を始めるためには、家族の協力なしでは成り立ちません。
これは、外で働くサラリーマンだけでなく、在宅で仕事をする主婦にも同じことがいえます。
実家に住んでいる独身の人ならともかく、家庭をもっている人にとっては副業のために家族サービスが手薄になって信頼関係が冷え切ってしまうなどは避けたいですね。
また、副業のために必要な衣服代などがかさみ、わずかな収入しか残らないこともあります。
サラリーマンが副業探しをする理由は、経済的なものが大きいと思われますが、家計費を見直して節約したほうがいい場合もあります。
家族を大切にするためにも、なによりも自分の健康を守るためにも、副業探しには慎重にしたいですね。
公私混同をしない
パソコンなどを使って在宅で副業をするサラリーマンにとって、家族の協力はなくてはならない大切なものです。
自分の家庭が仕事場になるのですから、同じ屋根の下とはいえ、公私混同をしないように心掛けることが必要です。
これは、サラリーマンの副業よりも主婦の場合、特に注意しなくてはなりません。
子育て中の主婦にとって在宅でできる仕事は大変ありがたいものですが、仕事中は子どもを家族に預けて、自分は仕事に専念できる環境づくりをしたいですね。
仕事連絡で電話対応時に、電話口に子どもがいるとイメージダウンにもつながります。
また、仕事の書類を子どもやペットが触らないように保管すること、仕事上でのプライバシーは口外しないことも大切です。
副業はすべて自己責任になる
サラリーマンの副業として、パソコンを使ったネットビジネスが大きな人気になっています。
それらの仕事は、パソコンとインターネット環境が整えばどこでも始めることができるからです。
また、携帯電話からも接続できるようにしておくと、出先からもサイト閲覧ができて大変便利です。
サラリーマンの副業探しをするときは、自分の家族や親戚などの状況を把握しておくことが大切です。
子どもの病気や親戚の不幸など、避けて通れないことが起きた場合にも無理なく対応できるだけの余裕をもって副業をするように心掛けましょう。
在宅でする副業は自分が個人事業主になり、すべて自己責任になりますので、家族の協力が得られるかも含めて考えるようにしたいですね。