
マップ検索とLINEで成功している車屋さん
数年前から私の会員さんにはマップ検索の強化を勧めていたのですが、ここにきてかなり効果が上がっています。
ある治療院さんのケースですと、狙っているキーワードでマップ検索が1位、そして通常のオーガニック検索が3位。
この場合、マップ検索の検索結果表示がオーガニックよりも上に来るため、当然マップ検索からのアクセスが多く6割超となっています。
そして、特筆すべきはマップ検索のほうが成約率が高いという面もあるようですね。
次に、リフォーム業を営んでいる会員さんのケースですと、マップ検索とオーガニック検索の両方が1位になっています。
この場合も、マップ検索から来たユーザーというのは成約率が高く、リフォームの工事費用も高くなる傾向があるようです。
以上のように、店舗や事務所へユーザーに来てもらう場合、マップ検索というのがいかに効果的かがわかってきます。
中古車販売の成功事例
そこで、最近の具体的な事例として興味深いケースをお伝えいたします。
長野県で中古車販売を行っているトラストカーサービスの田中さんの場合。
田中さんは神奈川県の出身なのですが、ペンション経営をするために長野県へ移住。
ペンション経営を経て中古車の販売を行うわけですが、あまりにも長野県が過ごしやすいということでその地で始めることにしました。
スタート時は見様見真似で始めたようですが、今ではショッピングモールの一角を借りて中古車の販売や車検の受付を行っているようです。
今回ご紹介する方法で今では多くの顧客を持っている田中さんですが、どのようにしてこの状況を作り上げたのでしょうか。
ポイントとなるのは、冒頭でご紹介したマップ検索対策を強化したことが挙げられます。
そして、さらに効果的だったのがコミュニケーションツールとしてLINEを活用したことです。
実は、私も先日家族の車を田中さんに探してもらったのですが、LINEでのやり取りは極めてスムーズでした。
実際に私がそのやり取りを経験して感動すら覚えたのです。
10分で車が売れる!?
その時のLINEでのやり取りをご紹介しますと下記のようになります。
田中「ご希望に近い価格や色の車が1台見つかりました」
平賀「ありがとうございます」
田中「写真を送りますね」
平賀「今拝見いたしました。良い感じの車ですね」
田中「一点だけ線キズがありまして、こちらの写真も送ります」
平賀「小さなキズなので問題ないです。この車で良いので進めていただけますか」
というわけで、車が見つかってから購入の可否をするまでにものの10分と掛かりませんでした。
何より良かったのは、その場で写真がすぐに見れるということと、問題があればLINEの無料通話を使って話ができることですね。
従来はこれらのやり取りを電話やメールなどで別々の媒体で行うため時間が掛かってしまっていたのです。
例えば田中さんが車を見つけて私にメールをしたとします。
私がすぐに返信したとしても、その後数回のやり取りが発生しますから購入の可否が翌日になってしまうこともあるでしょう。
その間に該当の車が売れてしまうことのもありますし、購入者の購買意欲が下がってしまうこともあります。
LINEのやり取りというのはリアルタイムに近い形で行われるため、購入までが従来に比べてスムーズに行われるというメリットがあります。
ユーザーに購入の意思決定をさせるまでの時間は短ければ短いほど良いですね。
マップ検索対策は必須!
というわけで、私の会員さんで店舗や事務所に集客したい場合はマップ検索対策をしています。
今では必須の集客ツールとなっていますね。
また、田中さんのように「高額商品」を扱っている場合はLINEを使ったやり取りが有効だと思います。
注意点としては高額商品ではなく、比較的安価な商品の場合はLINEを使ってしまうとやり取りだけで仕事が終わってしまうことです(笑)。
永遠とLINEのやり取りが続きますので、LINEの担当者を用意する必要が出てくるかもしれません。
使い方さえ間違わなければ強力なツールとなりますね。