
成功の秘訣はオマージュにあり
いきなりですが、皆さんオマージュという言葉を知っていますか?
何となく聞いたことはあると思いますが、はてなキーワードによると次のような意味があるそうです。
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創作物や作者などにささげる敬意、賛辞。「リスペクト」「トリビュート」に近い。
また、そのような敬意を表すために作られた作品。
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これだけですとわかりにくいのですが、オマージュとパクリの比較をみると腑に落ちるところがありますね。
こちらもはてなキーワードからの引用です。
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「パクリ」は、敬意や尊敬の念なく、独自のアイデアや表現を加えない、単なる模倣や盗作(コピー)。
対して「オマージュ」は、オリジナルへの敬意や尊敬を理由として作られたもの。
もしくは、オリジナルに独自のアイデアや表現のアレンジを加えたもの。
オリジナルとは全く別物でも、オリジナルへの敬意や尊敬が込められていれば、オマージュになり得る。
オリジナルの啓蒙を目的とするため、著作権を侵害することはない。
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オマージュが上手な人たち
なぜオマージュの話を書いたのかといいますと、先日会員の岡林さんが上記の話を教えてくれたからなのです。
岡林さんといえば、裸一貫で四国から上京をして出張整体を始め、今では毎月新規患者さんを100名以上集客しているネットの猛者になります。
最近になってようやく広告を使うようになったそうですが、それまではSEO対策のみで集客していたといいますから驚きです。
彼に成功の秘訣を聞いている中で、「オマージュ」という言葉が出てきました。
これは私にも思い当たる節があって、過去に成功した会員さんを思い出すと、いずれもオマージュが上手だったんですね。
私の会員第一号で、なおかつもっとも成功した会員の一人である菅野一勢さんも、オマージュの達人でした。
他業種でうまく行った事例を上手にアレンジして、自分のビジネスに取り入れるんですね。
その能力は、お見事としか表現できないほどでした。
まさに、オマージュの天才といっても過言ではありません。
オマージュの3ステップ
というわけで、今回はホームページ作成の過程において具体的なオマージュの手順を次の3つに分けて考えてみたいと思います。
もちろん、オマージュさせていただくのはすでに売れているサイトになります。
1.デザインとレイアウトについて
2.セールスレターについて
3.写真撮影について
1.デザインとレイアウトについて
1つ目のデザインとレイアウトですが、レイアウトに関して売れているサイトというのはそれほど違いがありません。
業種によって多少の違いはありますが、トップページでできるだけ商品やサービスを絞ってわかりやすくすることが大事ですね。
特に今は、スマホのアクセスが8割を超えるケースが多いので、小さい画面でよりわかりやすくする必要があります。
デザインに関しては、結構重要なポイントがあります。
一番最初に目に入るトップのバナーをどのような色にして人物や文字を入れていくのか、この辺が工夫のしどころですね。
トップバナーの出来栄え次第で、大きく売上が変わってきます。
2.セールスレターについて
次に2つ目のセールスレターについてですが、これは私の行った方法を書いておきます。
私が起業した当時、神田昌典先生の会員組織で学んだのが、同じセールスレターを何十回も書くという練習でした。
もちろん、冒頭で書いたように人の書いたものをそのまま真似するのではなく、自分の事業に当てはめて独自のアイデアや表現のアレンジを加えていきます。
何十回も書いていくと、それが身についてくるようになります。
また、色んなパターンのセールスレターが書けるようになりますので、その後のビジネスに大きく役立つと思います。
3.写真撮影について
3つ目の写真撮影については、売れているサイトの写真を参考にするのは良いことです。
例えば、売れているサイトにビフォア・アフターの写真が掲載されていた場合、ご自身の業種でビフォア・アフターが使えるかどうか考えてみます。
物販のサイトであれば、写真撮影時の光の当て方とか角度を参考にしていきます。
ちょっとした光の当て方や角度で、随分と印象の違った写真になりますからね。
あくまでもオマージュであること
インターネットはコピペの文化を生んだ、と誰かがおっしゃっていましたが、ビジネスを行う以上、そこには十分に配慮する必要がありますね。
そして、コピペやパクリではなくオマージュという考えのもとで自分のアイデアや表現のアレンジを加えていくことが大切になってきます。
この境界線というのは難しいところがありますので、同業のホームページを参考にするのは避けたほうが無難かもしれません。
それよりも他業種のホームページを参考にして、自分のアイデアやアレンジを加えていったほうが生産的で面白いと思います。