
怖れが快感に変わる瞬間
私が起業当初に何度も繰り返して読んだ本をご紹介します。
マイケル・E・ガーバーさんのこちらの本ですね。
「はじめの一歩を踏み出そう」
私は10年以上前にこの本を読んだのですが、とても印象に残っている本です。
一度販売停止になったのですが、その後改訂版が出ました。
内容としては、パン職人のサラという女性が、起業家になっていく過程を物語風に書いたものですね。
最初は純粋にパンを作るのが好きで、それが結果的に近所の評判を呼んで繁盛していきます。
しかし、ある地点から自分一人では対応しきれなくなってしまい、人を雇うことになります。
当然のことながら、人を雇うことになるとマネジメントをしなければなりません。
また、そのスタッフの給料を稼ぐために、さらなる集客をしなければならないわけですよね。
サラは壁に当たってしまい、あれほど好きだったパン作りが苦痛になってしまいます。
そんな時に、著者のマイケルさんと出会って”ビジネス”を覚えていくわけです。
それが、マネジメントだったり、マーケティングだったりするわけですね。
具体的にマネジメントやマーケティングの手法を解説するのではなく、ビジネスの全体像を物語風に書いているわけです。
ネットビジネスを始めた時には怖れがありました
おそらく主人公のサラもそうだったと思いますが、新しいことを学んで実践していくのは不安があったと思います。
いわゆる「怖れ」ですね。
この「怖れ」という気持ちがあると、中々はじめの一歩を踏み出すことができません。
実は、私もネットビジネスを始めた時には怖れがありました。
ご存知の方も多いと思いますが、私が初めてネットビジネスを行ったのは副業からのスタートでした。
2001年くらいの話なので、一昔前のことですね。
その当時は、周りにネットビジネスをやっている人は皆無でしたし、ネットを検索しても教えてくれる人などいませんでした。
マイケルさんのように、手取り足取り教えてくれる人はいなかったのです。
そんな時に思いついたのが、自分で作った小冊子をネット販売したらどうかというものです。
いわゆる、情報商材の起源というか初期ですね。
実際に小冊子を作ったのはいいのですが、いざ販売するという段階になって「怖れ」が湧き上がってきたのです。
その時の怖れというのは、次のようなものでした。
「もし、会社にバレたらどうしよう…」
「もし、購入した人からクレームが来たらどうしよう…」
まだ一冊も売れていないのに、心配ばかりするわけです(笑)。
売れないことが怖いわけではない
つまり、この心理状態というのは、”売れることに対しての怖れ”が含まれているわけですね。
もっと言いますと、売れることの方が怖いという心理が働くのです。
売れないことが怖いわけではないのです(笑)。
ここが人間心理の面白いところですね。
売れても売れなくても怖いわけですから、前に進まないのは当たり前です。
ネットビジネスをやろうと思っていても、中々前に進まない方。
そういう方は、ここに怖れがあるのだと思います。
それでは、私はどのように怖れを克服したのでしょうか。
「奇跡」が起こったのです
小冊子を作った後、次の段階でホームページを作って商品を販売して行きます。
先ほど書いたように販売することに怖れはあったのですが、とりあえずホームページは作ったわけですね。
そして、いざ販売となりました。
ここからが怖くて、本格的に集客ができないのです(笑)。
もちろん、当時はネット集客の方法が今ほど確立していなかったので、イマイチわからなかったというのもあったのですが。
そんな時に、ちょっとした「奇跡」が起こったのです。
なんと、まったく集客をしていないにもかかわらず、1冊売れたんです(笑)。
申し込みメールを受信した瞬間、飛び上がりましたね。
ネットビジネスって面白いな、と思ったんです。
快感の方が怖れを上回る
ところで、なぜ1冊売れたのでしょうか?
これは、周到な準備をしていたからです。
怖れを抱きながらも、やるべきことをやっていた。
つまり、奇跡といっても偶然ではなく必然だったということですね。
この段階で、「怖れ」が「快感」へと変りつつありました。
もっと売ってやろう、と思ったわけです。
結果的に、翌月には100万円を超える利益を手にすることとなりました。
この時には、「怖れ」なんて微塵もありません(笑)。
その後、ピーク時には200万円を越えるようになり、この商材は3年間に渡って売れ続けることとなったのです。
ネットビジネスに限ったことではありませんが、中々前に進まない場合は「怖れ」を抱えているケースが多いと思います。
しかし、周到な準備をしていくと「奇跡」が起こるんですね。
それは偶然ではなく必然です。
結果的に、「怖れ」は「快感」に変わっていくことでしょう。
そして、ビジネスの過程で仮に怖れが現実のものとなったとしても、快感の方が怖れを上回ると思います。