古くから伝えられている「守」「破」「離」とは?
順調に成長する人は、
成功者のやり方を
平気で真似することができる。
◎自分のオリジナルは「基本」の上にしか築かれない!
まずは型を守って取り組んでみよう
あなたもきっと「守破離」という言葉をご存知のことでしょう。
もともとは茶道、華道や武道などにおける師弟関係のあり方、考え方を指した言葉です。
「守」とは、一から十まで型を守ることです。すべて師匠に言われたとおり行います。
これができるようになってから「破」の段階に進みます。
「破」は文字通り破ること。これまでしっかり身につけてきた型を破って、オリジナルのやり方を加えていきます。
最後が「離」。「守」からも「破」からも離れて、型を守るときは守り、型を破るときは破るという自由自在に操れる段階です。
この順番が非常に大事で、いきなり「破」から入ることはできません。もちろん「離」は、「守」「破」があってこそ、その境地にたどり着くことができます。
これはビジネスで成功したいときにも同じことが言えます。
まずはメンター(師匠)の言うとおり、型を守って取り組むことです。逐一教えてくれる人がいなくても、心に決めたメンターの行動や考え方を見て、全部マネをすることから始まります。
成功したければ、すでに成功している人のマネをすればいい
マネをすることは、成功への近道です。成功したければ、すでに成功している人のマネをすればいいのです。
それができてから、自分オリジナルのやり方、個性を出せばいい。ところが、多くの人は最初から「自分なりに」取り組もうとします。マネをするのは良くない、恥ずかしいといった意識があるのでしょうか。独自にやって成果を上げることがカッコイイと思っているのかもしれません。
しかし、それでうまくいく確率はどうしたって低くなります。経験・知識に基づかず、まぐれ当たりを狙うようなものですから当然です。あれこれ遠回りした挙句、「やはりマネから始めるべきだった」と気づく人も多いのです。
私自身は、コンサルタントの神田昌典先生と園幸朔先生に対する憧れを強く持っていました。
「ああいうふうになりたい」と素直に思ったのです。
それで、自然にモデリングするようになりました。言っていることや行動に注目し、マネをしようとするわけです。
実際にマネできているかは置いておいて、素直に実践することが重要です。
「こうしたらいいよ」というアドバイスをいただけば、もちろんその通りに行動しました。
「自分だったら、ちょっとヒネってこうしたいな」なんて余計な我は通しません。
まずは愚直に「守」の段階を経験することで、次第に自分なりのスタイルもできますし、それがうまくいくようになるのです。
成果が出るまではオリジナリティを出さない
今でこそ、「平賀さんのようになりたい」と言ってくれる人もいますし、私の考え方・行動は平賀オリジナルのように見えることもあると思いますが、今の私があるのは間違いなく2人の師匠のモデリングがあったからです。
私のようなコンサルタントでも物販でも、その業界ですでに成功している人を見つけて、モデリングすることから始めましょう。そして、一定の成果が出るまでは変にオリジナリティを出そうと思わないことです。