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宇宙の大法則8対2の法則を活用する

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宇宙の大法則8対2の法則を活用する

売上を伸ばす人は、
活動時間の2割を
自由時間にあてている。

◎なんでも「パレートの法則」で考え、動いてみる!

自然界に存在する「8対2の法則」とは?

 自然界には「8対2の法則」が存在しています。
 空気中の成分は、窒素8割に対して酸素その他が2割。
 人間の体は水分が8割、その他が約2割。

 アリのコロニーでは、働くアリ8割に対して働かないアリが2割。働かない2割のアリを取り出して除くと、やはり残ったアリのうち2割は働かなくなってしまうそうです。

 私が大好きな元マクドナルド会長の藤田田さんは、こういった法則を指して「宇宙の大法則」と呼んでいました。そして、これをビジネスに活用していました。
 藤田さんは起業当初、2割の富裕層を狙って宝石を扱っていました。どこの百貨店も高額な宝石は売れないと言って断ってきたのですが、それを説得して店頭に並べた
ところ、結果的にすべて売れてしまったそうです。
 人数で言えば富裕層は全体の2割かもしれませんが、持っているお金の量で言えば全体の8割。それなら富裕層を狙えばよいと考えたのです。

パレートの法則をビジネスに活用する

 イタリアの経済学者・社会学者であるパレート氏が唱えた「パレートの法則」として知っている方も多いかもしれませんね。

 ・売上の8割は、顧客の上位2割が生み出している。
 ・売上の8割は、商品のうちの2割の品目によって作られている。
 ・仕事の成果の8割は、費やした全時間の2割の時間が生み出している。
 ・故障の8割は、部品の2割に原因がある。

 といったことが言われています。

 ビジネスをするうえでは、この法則を意識して活用したいところです。
 たとえば、月の売上が100万円なら、20万円を広告費に使います。これは売上に占める広告費の標準的な額です。
 売上を伸ばしたいなら、上位客2割に対するサービスを考えます。全員に対するサービスを行うよりも、効率よく売上をアップさせることができます。
 
80分間仕事をしたら20分休むというのもいいでしょう。仕事の時間すべて集中するなんてできないし、効率が悪いものです。

「20%ルール」によって生まれたGmail

 私は藤田田さんの本を読んで以来、8対2の法則をビジネスや日常生活に取り入れてきました。
 中でも大きな効果を感じたのは、1日の活動時間のうち2割を自分の好きなことにあてるというやり方です。
 1日に10時間活動するなら、8時間は仕事や日常の必要なことにあてますが、2時間は本を読んだり瞑想をしたりして過ごすのです。そのおかげで、新たなアイデアが
浮かび、8割の時間にいい影響があります。

 そういえば、グーグルは勤務時間の2割の時間を自分の好きなことにあてていいという「20%ルール」によってGmail やGoogle News などのサービスを生み出したこ
とでも有名ですね。
 イノベーションは、2割の自由時間から起こるのかもしれません。
 また、2割を好きなことにあてるからこそ、ビジネスを長続きさせられるのではないかと思っています。2割のアリが遊んでいるというのも、コロニーを継続させるために必要なことなのでしょう。ぜひ、この宇宙の大法則を1日の時間にもあてはめてみてください。

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